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[初版・2002/5/1〜7/11]


らくなびのお気楽カーナビ比較
普及価格帯で競い合う4機種について、独断と偏見で勝手に評価してみました。
☆ 非常に優れている
◎ 平均以上
○ ごく普通
△ 平均以下
− 未対応
楽ナビDR2000 e-naviJr. ソニーDV609 アルパ099SS KEN 2380iT
■ カーナビとしての基本機能
地図描画性能 ソニー伝統の圧倒的なスクロールレスポンス
 画面スクロールのレスポンス
のことです。「昔は精度や場所データベースが貧弱だったため、地図を動かしながら場所探しをするケースが多かったのですが、今時のナビなら豊富な検索手段が用意されていて、かつ精度も高いので、それほど重要な点ではありません」と、カーショップの店員さんはよく言います。ただ、現状ではナビが設定するルートが万全でなく、渋滞状況を見ながらドライバーの意思で渋滞回避をするケースも多いはず。そうした使い方のユーザにとっては相変わらずスクロールレスポンスは重要でしょうね。
 ちなみに楽ナビで2画面で片方をスカイビューにしようものなら、スクロールは絶望するほど遅いです(笑)。通常画面ならそれなりに使えますが、それでもソニー、アルパに比べると段違いに遅いです。 
遅走り 遅走りの傾向があるe-naviJr.
 走行中の画面上の車の位置と実際のものとのズレの程度です。あまりひどいとナビに信頼がおけなくなります。同時に自車位置精度が高いと、ナビのアナウンスのタイミングが実際の道路状況に沿ったものになります。パナは [585620] 遅走りに関して [705927] 遅走り等についてのレポートにもおあるように、遅走りの傾向があるようです。
自車位置精度 伝統の圧倒的な自車位置精度を誇る楽ナビ
 とにかく測位精度が高くユーザから高い信頼が寄せられています。曲がるべき交差点でピッタリのタイミングでアナウンスが流れます。自車位置の正確さがあるからこそ可能な「高精度のタイミング」のナビゲーションを期待されるなら、楽ナビで決まりです。カロナビの高精度は、ここの記事をご覧になれば雰囲気がつかめるはずです。上位機種のHDDナビの記事ですが、精度に関していえば大差はありません。

 楽ナビの3Dジャイロに対し、e-naviJr.とソニーNVX-DV609のジャイロは角速度検出タイプです。同じDV系のソニーユーザの方のインプレッションが[649915] 新製品でますにあります。ハードチューニングのクルマだとより精度の差がシビアに出るようです。
D-GPS対応 -
(オプション)
- - GPSの精度が向上した今日では、必要性は低い。
 e-naviJr.はオプションディスクによりD-GPSに対応します。ただD-GPSの情報があっても、楽ナビの精度には及ばないようです。実際のユーザの方のレポートが [585620] 遅走りに関して にあります。
残念ながら、その必要性はほとんど無いといってよいでしょう。
 ケンウッドは標準でD-GPSに対応しています。精度については悪い噂は聞きません。

 D-GPSの情報を受信するようにしていると、FM-VICSの情報更新頻度が低下します。GPSの精度が意図的に落とされていた時代には意味があったようですが、現在ではD-GPSに対応しているハードを持つユーザでも、D-GPS機能をオフにしている例が多いようです。特にカロナビの場合は自車センサーが優秀なので学習が進んだ段階ではD-GPSがほとんど無意味になります。
リルート速度 e-naviJr.はりルート速度に難あり
 ルートから外れたときの再探索スピードの速さです。カロは精度が高いために早めにルートから外れたことを認識します。楽ナビとソニーは探索速度自体はそれほど変わりませんが、気づく時間が楽ナビの方が早いというのが、この評価の理由です。
 アルパインはワンランク上のCPU(日立SH4)を搭載しているので3者とは段違いに高速のように想像できますが、[709635] 高低差や傾きの認識について の書き込みによれば、ルートを外れたことを認識するまでに難があるようです。
 
演算速度 見た目の印象ではソニーの速さがダントツ
 e-naviJr.の場合は上でも紹介した [585620] 遅走りに関して で触れられている通り、遅走りの傾向があるようです。[388869] CN-DV2200YD にe-naviJr.のユーザの方が楽ナビとe-naviJr.を比較したコメントを書かれています。e-naviJr.のリルート速度にちょっと難があるような気がします。

 ソニーはスクロールが早いだけでなく、各種操作画面の切替も非常に早く、気持ちがいいです。ただ、それは専用のグラフィックコントローラーのおかげで、CPU自体の性能は楽ナビやe-naviJr.とさほど変わりません。実際の検索速度、リルート速度などは楽ナビと変わらないようです。
 あと、よく店員さんが
「64bitCPUだから速い」と宣伝しますが、あれは不正確です。正確にはメモリバスが64bitの32bit CPUです。カロやソニーはNEC製のV800シリーズ(V83Xかな)をCPUとして採用しているのに対して、アルパイン、ケンウッドを含め他の大部分のメーカーは日立製のSH4シリーズを採用しています。e-naviJr.については分かりません。CPU単体として見た場合は、SH4の方がクロックが高く、FPUをうまく利用しているため、同じ32bitCPUでもSH4の方が処理能力が高いです。ただあくまでも最大能力であり、それを活かしきるプログラム・設計でなければ意味がありません。実際、ソニーのスクロール速度は圧倒的に速いですよね。
■ 地図
詳細地図 ソニーが2枚組ディスクを採用したワケ
 ソニーがディスク2枚に分けているのは、アクセス速度向上のためのようです。マップの階層をできるだけ少なくし、アクセス速度を向上させているとのことです。収録されている情報量自体は楽ナビと変わりません。[701929] ソニーとパイオニア で話題になりました。
 2枚に分かれているメリット?を活かして、半分の1枚をオークションに出品している人もいます。あまり良いことではありませんが。。。ちなみに、ディスク1枚でも日本全国最低限50mマップまではカバーしているので、最悪1枚でも大丈夫です。
 e-naviJr.は最大スケールが20mなので、△としました。ただ、
[578976] 市街地図カバー率 にあるように、インクリメントPの地図は広く浅くという傾向があり、アルパインのゼンリン地図にはかなわないようです。アルパイン、独走してます。
地図の新しさ パナの地図データはとにかく古い
パナはランドマークの更新が遅いという噂を聞きます。上位機種のHDDナビについても、[751504] 松下ガッカリ の投稿にあるように落胆されている方が多いようです。
ソニーは最新版なので一番新しいはずです。アルパはソニーに比べれば地図のリリースは半年遅いですが、アルパにはそれだけのアドバンテージがあると思うので同じ評価です。
地図の正確さ
(地図の版元)

インクリメントP

昭文社

インクリメントP

ゼンリン

ゼンリン
ゼンリン地図が人気ですが、、、
 各社、地図メーカーから地図データを購入しているわけですが、こちらのページをご覧頂くと、「ゼンリン=住宅、インクリメントP=道路、昭文社=鉄道」という各社の特徴を表すキーワードが見えてきます。一般的な評価はゼンリンが最高ですが、インクリメントPにも良い所はありそうです。評価では世の中の声として、ゼンリンの方を◎にしましたが、[819053] 細街路とは?TairaさんのBBSの書き込みを拝見する限り、ゼンリン地図は道幅の信頼度にちょっと難がありそうです。
 昭文社については、あまりよい噂を聞きません。
[767857] ルート案内。。。 などを読むと、パナは昭文社と早く縁を切った方が良いような気さえします。
 以上のように地図の版元によって個性があるわけですが、カーナビを買う場合に店頭でそこまで使い込むのは難しいもの。そこで、各地図メーカーがインターネット上で提供する地図検索サービスをチェックしてみるのも一つの手です。ナビの地図データに収録する際には容量の制限がありますし、オンライン上のデータに比べれば古い情報を収録せざるを得ないわけですが、少なくともネット上で誤っていたり、存在しない地図データは、ナビにも同様のことが当てはまるはずです。[702977] 詳細地図エリアについて で話題になりました。
- インクリメントP
(パイオニア、ソニーDV系、三菱、アゼスト) - MapFanWeb
- ゼンリン
(アルパイン、ケンウッド、ソニーM系/W系、イクリプス、パナソニック九州松下、xanavi) - Domap
- 昭文社
(パナソニック松下通工) - マップルネット 
地図2画面表示 楽ナビに2画面表示は荷が重過ぎるようです
楽ナビではツインビューと呼ばれる機能ですが、右画面が100メートルのノーマルビュー固定です。左画面にスカイビューを設定した時の画面スクロールの遅いこそ、遅いこと。まるでフリーズしてしまったのでは?と心配になるくらいの遅さです。2画面でも見ているだけなら特に問題ないのですが。。。
■ ルート案内の分かりやすさ
高速道路ルート案内 高速道路のルート・分岐案内の分かりやすさです。楽ナビの唯一の「惜しいところ」を挙げるとしたら、自分はこれですね。特に分岐案内の分かりやすさに違いがあるうような気がします。実際に使い込んだだけではないので分かりませんが、何となく。。。
一般道路ルート案内 一般道の普通の交差点の案内です。基本的に各社ほとんど横一線に並んでいる気がします。ただ、楽ナビの場合、自車位置精度の高さと遅走りがほとんどないおかげで、交差点拡大図をドライバーズビューにしても十分実用に耐えます。
細街路での音声案内 - 細街路でも音声だけを頼りに運転できます
大抵のナビは細街路に入ると音声案内は無くなってしまい画面だけでの指示になりますが、楽ナビはその持ち前の高い自車位置精度を活かして細街路でも音声案内を行います。安心して案内に従うことができるのは大きなメリットです。
一般道方面看板表示 - - - 実際の方面看板と同じものが事前に画面に表示されていると、何となく安心感が違います。
都市高速入り口イラスト案内 - -
■ ユーザへの優しさ
操作の簡便さ
ただし人の好みによる
楽ナビは親しみやすい反面、可愛らしすぎるという噂も。
各種メニューや操作、設定の分かりやすさです。カーナビには沢山の機能がありますが、それらを「誰でも使いこなせるように」設計・配置するかは大切です。
ケンウッドに関しては、タッチパネルということもあり他の機種と単純に比較できませんが、タッチパネルの独特の操作感が好みの人にとっては間違いなく☆でしょうね。広く万人にとって☆というわけではないでしょう。
検索のし易さ 目的地を探すときの検索のしやすさです。収録データの数は大して変わらないのですが、パナはジャンルが乏しいので検索に苦労しそうです。
e-naviJr.と比較した場合、検索時の選択可能なジャンルが豊富です。カタログでもその差の一端は分かりますが、実際に店頭でいろいろ場所を検索してみてください。その差を実感できると思います。個人的にこの差は「IQ精度」につぐ楽ナビのセールスポイントだと思います。あくまでe-naviJr.と比べた場合ですが。
ユーザーインターフェイスの作りこみ度合い メニューや各種設定画面のデザインセンスです。個人的はe-naviJr.の画面は各種操作体系にはチープさが感じられます。ワンランク下のカーナビの印象を持ってしまいます。店頭で実機を触ってチェックしてください。
ここでもケンウッドはタッチパネルということもあり、独特な世界です。人によってその評価は大きく分かれるでしょう。
リモコンの使いやすさ -
リモコンはオプション
ジョグリモコンの手探り操作性は?
 ソニーのジョグダイヤルは確かにリモコンを手にとって画面を見ながら使う場合は操作性が良いのですが、走りながら手探りで操作する場合はあまりその威力を発揮できないような気がします。楽ナビだと発話ボタンでボイスコマンドを使えるので、走行中の操作は簡単です。親しみやすさという点では楽ナビのリモコンはポイントが高いです。
 e-naviJr.はテンキー部に平仮名が割り当てられていないので、携帯電話のようにかな入力することはできないようです。
 アルパインは、別の項目の「リモコンのレスポンス」「リモコンボタンバックライト機能」と合わせると、最も使いやすいリモコンといえます。
 また、ソニーとアルパインに関しては前に選んだメニューアイテムの位置を覚えていて使いやすいです。
 ケンウッドはタッチパネルの操作が基本なのでリモコンはオプションですが、そんなに高いものでもないので別途購入されることをお薦めします。
リモコンのレスポンス -
リモコンはオプション
 名称入力の検索などのときに、リモコンの入力でストレスを感じないかどうかです。例えば、ひらがなで文字入力するとき、楽ナビはキーだけ早く打っても入力が追いつかず、画面の反応をその都度待ってからキーを入力する必要があります。[546782]これって普通? などでレポートされています。ソニーではそのような問題はありませんでした。
 アルパインの新DVDナビで気になる点があるとすれば、[455877] S、SRのちがい、正月特価 の単漢字変換の問題。099SSはこの099Sの仕様を継承してしまったのか、それとも改善があったのか、気になります。漢字の音読みから入力するなんて、8bitパソコン全盛期の入力方法ですから。
■ 検索・探索
ルート探索条件 アルパインなら、セールスマン巡回問題だって解ける
 経由地を設定してルート探索する場合、その区間ごとに探索条件を細かく設定できます。ソニーは特定の道路も選べます。楽ナビは全ルートに対する検索条件しか設定できません。
 アルパインは、立ち寄り順序を現在地から近い順に並べ替えることができる周遊コースの設定が可能です。目的地を含めるか、含めないかまで選択できます。
ルート品質 http://www.naviokun.com/text/vsvs.text/battle2.htmlhttp://www.naviokun.com/text/vsvs.text/battle3.html でパナ、カロ両者の上位機種が対決していますが、パナの方が無難なルート選びをするようです。私は楽ナビしか使ったことがないので、その違いを味わうことができません。
学習ルート探索 ? - アルパインは自宅周辺の地図を覚えるのが苦手?
使用頻度が高い道路を学習して、ルート探索時に優先して選択する機能についてです。大した距離を覚えることができるわけではなく、自宅周辺や目的地周辺など、かなり限定されたルート選びに限定されます。自宅周辺の案内はナビなんてなくても分かるにせよ、毎回変なルートを案内されるとちょっと気になりますね。
渋滞回避機能 渋滞回避ときたら、ズバリ、時短ナビのアルパイン。
 アルパインは、FM-VICSの情報も渋滞回避の際の情報として活用するようです。現在発売されているナビでは、業界の自主規制によるためなのか、光・電波ビーコン受信機を装着した場合のみ、その情報を利用するようになっています。しかし、アルパインはどうやら違うようです。いずれにせよ、渋滞回避ときたら時短ナビ以外の選択肢はないといって過言ではありません。
 また、e-naviJr.の抜け道マップは、人間の経験に基づいた渋滞回避情報なので収録地域ならそれもまた価値があります。この昭文社の抜け道マップはオートバイなどでツーリングする人達の間では特に絶大な人気を誇っていると聞いたことがあります。ユーザの方のレポートは [401228] け道マップの威力 などにあります。
 時短ナビか、抜け道マップか、どちらかを選べと言われたら、らくなびはもちろん時短ナビを選びます(笑)。
周辺検索 周辺検索の範囲を2段階に変更できます。またルート設定がある場合は、そのルート上に絞った探索が可能です。楽ナビは8km以内固定でしか周辺検索できません。
ソニーは自車位置では進行方向側10km以内の半円内、後方側5km以内の半円内の検索となり、任意の位置では10km以内の円内の検索となります。検索結果の表示画面で、サイドウィンドウで現在地と場所の位置関係を地図が表示されます。
道沿い施設案内 - - あらかじめ案内して欲しい施設のジャンルを設定しておけば、その近辺で案内されます。ソニーは音声案内で、アルパは音声の案内に加えてモニター下部に表示されます。次の楽ナビのバージョンアップで搭載されそうです。
緯度・経度検索 -
マップコード対応 - - - - るるぶなどでおなじみのマップコード
カロのサイバーナビは今年のアップデートでマップコードに対応したので、楽ナビも次回のバージョンアップで搭載してくるでしょう。インクリメントP系のソニーも遅かれ早かれ対応するのでは。ちなみにマップコードはDENSOが提唱した規格で、詳細はこちらでご覧になれます。
VICS情報の活用度
最大ポイント登録件数 100 100 250 200 ちなみに、e-naviJr.は登録ポイント100件のうち、サウンド登録ができるのは30件です([496062] 登録ポイントの件)。
検索履歴件数 50 7 15場所
15
ルート
50 ソニーについては、最近探した場所とルート、それぞれについて15件履歴として残るようです(旧モデルDV707の場合)。50件くらい履歴があると、最近探した場所は大抵見つかるので、便利です。ソニー、特にパナはちょっと少なすぎる気がします。
走行軌跡 200km ? ? 50km
■個人の好み
地図のデザイン らくなびはパステル調の配色の楽ナビが好みです。
こればかりは個人の好みの問題ですが、e-naviJr.の画面はあまり「見やすい」とはいえません。
店頭でご確認を。アルパインの画面は、幽霊が出てきそうな画面と言われることがあるみたいです。ちなみに、アルパインは設定で他の色調に変更可能です。
ケンウッドの地図のデザインは、生理的に(笑)受け付けないんですよね。正直ここだけが気になるところです。まぁ、慣れだとは思いますが。
外装のデザイン アルミパネル採用にこだわりを感じます。
これも個人の好みの問題ですが、ソニーのモニタのデザインはいいですね。ついでに、ナビ本体のデザインも素晴らしいです。アルパインのブラックを基調としたモニターも落ち着いていてお薦めです。
■ ハードウェアの機能
TV受信性能 テレビはパナのお家芸?
ソニーはチューナーがあの薄いモニターの中にあって、楽ナビはナビ本体の中に入っています。e-naviJr.はチューナーユニットの中なので、ノイズの影響を一番受けないでしょうね。基本的にチューナーの大きさと画質の良さには関係があるらしいので、チューナーの容積が少ないソニーと楽ナビはちょっと不利か。
バックカメラ - - 楽ナビも次のバージョンアップで対応するかも
リバースギア連動でバックカメラ(オプション)の映像をモニターに表示できます。楽ナビでも手動でビデオ入力にすれば表示できますが、スマートさに欠けます。ソニー、パナソニック、アルパインは通常のAV入力系統のほかに独立したバックカメラ専用端子を備えているようです。またN099SSの前モデルのN099Sも、非公式ながらバックカメラに対応しているようです。
リモコンボタン
バックライト機能
- - - - 夜間の操作が圧倒的に便利です
 アルパインは、テンキー部分に携帯電話のような自照式ボタンを採用しているので、どこかのボタンを押して操作しようとすると発光します。しばらくすると自動的に消えます。アルパインのリモコンは他の3機種に比べ高級感があります。
モニター部オートディマー -
スイッチによる2段階調節
? ?
2段階調節

無段階調節
? 外部の明るさに応じて、モニターの明るさが自動的に変わります
 モニター部の光センサーによって、外部の明るさに応じて自動的にバックライトの明るさが変化します。ちなみに、主にライトを点灯すると、黒をベースにした配色の地図に切り替わる機能もありますが、ここではそれとは別の機能として取り上げました。
モニターによって、調節の幅が2段階のものや無段階のものに分かれます。あのソニーのモニターでも不満に思われている方がいて驚きです([710646] 教えて!)。
音声認識機能 - - あくまでおまけ的な機能です
 楽ナビのボイスコマンドの認識率は高めですが、このポイントだけを特に重視されることは避けられた方が良いでしょう。人によって認識率は違いますし、場所の名称やジャンル名について正しく認識させるのは至難の業です。コマンド系の指示に関してはまぁまぁ使える機能だとは思います。
AV入出力 入力1 入力2
出力1


バックカメラ専用端子?
入力1

バックカメラ専用端子
入力1
+
バックカメラ専用端子
入力2
出力1
e-naviJr.はAV入出力端子が豊富
 楽ナビには出力端子がありませんが、裏技を使えば可能です。ソニーとパナに関しては、バックカメラ用に端子が独立して用意されているようです。
 ソニーは先代のDV707の時はA/V出力端子があって、それにハンディカムとかで一般的なコードを接続すれば、L-R-映像の出力が得られたようです。DV609についてはちょっと分かりません。
FMトランスミッター モノラル ステレオ ステレオ ステレオ ステレオ クルマの中のTVなんて、内蔵スピーカーで十分と思いますが。。。
 楽ナビはFMトランスミッターの周波数調整や出力調整はナビ本体の調節ツマミを回して行いますが、歴代のソニーDV系はオンスクリーンで設定できます。おそらくDV609も同じはずです。どうでも良いことですが、ちょっとかっこいいかも。
VICS光・電波ビーコン オプション オプション 角度調整用台座が付属するアルパイン製ビーコン
 ビーコン内部で既にアンテナに対し角度(約45度)が付いているので、
昔と違ってビーコン自体を斜めに取り付ける必要はありません。水平に設置するだけでOKです。ただ、ダッシュボードが水平でない場合は何らかの方法で調整する必要があります。ちなみに、アルパインのビーコンには角度調整用の台座が2つ付いてきます(20度と10度の2つ)。
 ソニーのビーコンはNVA-VB3ですが、この書き込みによれば、旧モデル用のNVA-VB1を流用することができるそうです。乗り換えユーザとって魅力的ですね。ただしその際には別途接続ケーブルが必要とのことです。
 ちなみに、パイオニアのビーコンND-B4は以前のものとコネクタの形状が異なるので、流用できません。
ETC - - - ETCの普及が見込まれる2〜3年後に差が出るかも。
 e-naviJr.の製造元、松下通信工業は確かな技術を元にくそまじめな製品作りをする会社で有名です。WebPageを見れば分かる通り宣伝は下手なことで有名かもしれません。ETCのユニットもアンテナ部とリーダー部を分離タイプとするなど、センスの良さが光ります。「将来的に安くなったらETCを付けよう!」という方にはお勧めです。新型ETC車載器にも対応していて安心です。

 ただ、2001年末に新しく稼動した料金所の情報は収録されていないので、ETC情報が充実した段階で更新ディスク(約2万円)も購入しなければETC対応ナビとしてのメリットを完全に享受できません。また松下のETCユニットは他メーカーに比べ値段が高めということも知っておく必要があります。
外部メモリースロット - - - - この価格帯でコンパクトフラッシュに対応しているのは特筆に値します。ただ、その使い道は地点登録だけで、[270628] コンパクトフラッシュカード にもあるように同時に登録できるのは100個で、5個のファイルで合計500個が上限です。このファイルの変更操作が結構面倒なようです。せっかくのCFメモリなのですから、バージョンアップでさまざまな機能に対応してもらいたいものです。
モニタの縦の外形寸法 [cm] 10.2 11.2 10.2 10.0 13.4
ただし8インチ
ダッシュボード上に置くなら見切りは重要
ダッシュボード上にモニタを設置する場合、モニタの縦の外形寸法が短ければ短いほど、前方の見切りが良くなるのでBetterといえます。クルマによってはこの1cmの差が効いてくるかもしれません。微妙な場合は、外形寸法はカタログで分かるのですから、厚紙などで模型を作り実際においてみるとよいでしょう。
ケンウッドは8インチモニターなので同列には評価できないでしょうが、やはり大きすぎるという評価をされる方もいます。大きくて見やすいのか、大きくて邪魔なのかは、人それぞれですね。
モニターの取り外し - いたずら防止に効果あり
楽ナビは、モニタとビデオケーブルが外れません。盗難防止などのために、モニターを完全に取り外して収納されたい場合は重要です。またe-naviJr.はTVチューナ部が本体と独立しているので、後々TV部分だけ使いまわすことができます。反面、TVチューナの分だけ余分に設置スペースを食うことになります。
インダッシュタイプが用意されているか - - - - インダッシュナビなら楽ナビで決まり
2万円の実売価格差で、インダッシュモデルAVIC-DR2500を出したことはナビ市場にとって衝撃的な出来事です。ソニーもNVX-DV739がありますが、1DINにナビ本体も詰め込んだ高機能タイプの為、標準モデルとの価格差がありすぎます。
ナビ本体・外形寸法
幅x高さx奥行き(mm)
本体
179x55x188
(チューナー内蔵)
本体
178x50x165
チューナー部
229x37x139
本体
177x35x183
コネクションBOX
173x28x25
本体
176x35x177
チューナー部
196x29x12
本体
203.8×47×206.7
チューナー部
188×30×144.8
ソニータイマーの噂の是非はいかに
 ソニーとアルパインの本体は小さいですね。ソニーなどはあまりにも小さいからソニータイマーが気になりますが、この筐体を採用してもう何世代か経過しているので、枯れているのかな。TairaさんのところのSonyナビのBBSで、1年ちょっとで壊れたという報告があるのがちょっと気になります。まぁ、どこのメーカーも故障はあるわけで確率を知りたいわけですが、ユーザレベルでは分かりませんね。
インターネット接続対応 - - - カーナビでネットに接続している人を見かけたことがないのですが。。。
ソニーはオプションでインターネット接続機能に「一応」対応しています。ブラウザーの機能が貧弱なので、おもちゃ程度にしか使えないとは思いますが。
ただ、ケンウッドは
定価8800円のケーブルを用意するだけで、ネット接続できることに加え、ハンズフリー電話にも対応してしまいます。
■ その他
アップデートディスク カーナビなんて、ソフト古けりゃただの箱。。。
 今時のDVDナビなら、ハード的にみればたとえ10年経ってもナビとしての機能は十分に果たすはず。ただそれも最新の地図あってのこと。ナビの命の源泉、アップデートディスクが提供されないのでは話になりません。その点パナは相当古い機種でもほぼ毎年欠かさずに提供しています

 問題なのはカロ。古い機種を割とすぐに見捨てる傾向があります。例えば、カロCD-ROMナビの中でも亜流だったCD-ROM楽ナビの場合、最後にアップデートディスクが発売されたのが2年半前。主流派だったロードナビゲータシリーズの最終版とされるCNCR-800の発売から1年半が経過しようとする今、亜流のCD-ROM楽ナビのためだけに開発が行われる可能性はかなり低いでしょう。ソニーについてはよく分かりませんが、市場シェアが1%未満にしては健闘しているのではないでしょうか。
 VICSの場合、3年でリンク切れ問題が発生するので、ますますアップデートが重要になります。各社ともユーザサポートに力を入れてもらいたいものです。
 ちなみに私は10年間くらい使うつもりで楽ナビを選びました。一見上で書いたことと矛盾していますが、DVD楽ナビの圧倒的な普及台数を考えればアップデートに腰を入れるだろうとの読みがあってのことです。VICSのリンク切れが起こらないよう、3年程度ごとに2回アップデートする予定ですが、6〜8年後に果たして最新ディスクがあるのか心配です。パイオニアさん、期待を裏切らないでください。
保証・サービス体制 アルパインの意外な弱点
 アルパインは過去に行政から指導が入ったくらい、ショップに対する締め付けが強いです。そのためか、正規取引店以外での購入者には対応が厳しい傾向があります。
 反対にソニーやパイオニアはそうしたこだわりがないようです(笑)。特にパイオニアのサービスステーションはサポートが良いことで有名で、DIY取付けでトラブルがあって実車ごと持ち込んだ場合でも親切に相談にのってくれるようです。
 松下は基本的には悪い噂は聞きませんが、会社の規模が大きすぎるせいか部署をたらい回しにされてしまう方もいるようです。[423041] 初期不良などにレポートがあります。
■ おまけ
オービスROM - ? - - ソニーも裏コマンドでオービス情報に対応か?
 楽ナビには、オプションでオービスポイントとねずみ取り目撃ポイントを収録したディスク CNAD-OP03Dが用意されています。安全運転を心に決めている方でも、オービス周辺では前の車が急減速したりして危険度が増大します。備えておくに越したことはありません。
ただ、このオービスROMは [493536] オービスROM でも触れたように実際には解除キーの役割しか果たしていないような気もします。あのインストールの短さはどう考えても怪しいです(笑)。そう考えると、地図ディスクのバージョンアップと同時にオービスROMもアップデートしなければならない理由が理解できるのですが。。
 一方、ソニーDV系は裏コマンドでオービスポイントが表示可能になるようですが、DV609に関してはこれまでと同じ方法では開発者メニューに入れないようです。真相は闇の中です。[711910] オービス で話題になりました。
ドライブガイド - - あまりにも遅くて使い物にならない楽ナビのドライブガイド
一度使えば分かりますが、楽ナビのドライブガイド機能は非常に動作が遅くいらつきます。この機能に興味を持たれた方は店頭で「おすすめ」ボタンを押して実際にチェックしてみてください。でもこの傾向、楽ナビに限ったことではなくて、最新のHDDナビにもあてはまるようです。まぁ、全く無いよりは良いので「おまけ」程度に考えてください。
■ 購買
通販最多価格帯
(ビーコン込)
120,000 128,000 130,000 140,000 138,000 アルパインも案外安値になりそう
それぞれの最新の価格帯は価格コムでチェック。楽ナビDR2000e-naviJr.、ソニーDV609ケンウッドDVZ-2380iTアルパイン099SS。e-naviJr.は生産中止につき、大幅に値上がりしています。
らくなび的買いたい指数
(5段階評価)
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ もしも、らくなびが選ぶなら
既にらくなびは楽ナビユーザであるわけですが、もし今購入するとしたら、その買いたい度合いはこんな感じです。アルパインのN099SSはらくなび的に興味がありますが、
ちょっとマニア的要素が強い(笑)かもしれません。
ジョグダイヤルよりもタッチパネルの操作性に興味があるので、ケンウッドの方に★をひとつ多くしました。ただ、楽ナビDR2000のダントツの自車位置精度がもたらしてくれる運転上の安心感も捨てがたいものがあるので、★の数に関係なく楽ナビをまた選んでしまうかも。細街路での音声案内は捨てがたいですね。
楽ナビDR2000 e-naviJr. ソニーDV609 アルパ099SS KEN
2380iT

おすすめ

以上、かなり長くなりましたが、自分が比較検討して購入したときの経験を元にできるかぎりフェアな立場で両機種を概観してみました。どれを選んでも大きく後悔されることはないでしょう。私の独断と偏見に満ちた意見は以下の通りです。
楽ナビがおすすめ
使いやすさ・親しみやすさを重視する方
運転初心者の方で、曲がるときのアナウンスタイミングの正確さを特に重視される場合
e-naviJr.がおすすめ
コストパフォーマンス最優先の方
ソニーDV609がおすすめ
普通の方 (笑)
ケンウッド DVZ-2380iTがおすすめ
独特の世界観(笑)に心惹かれるものがあれば、タッチパネルのケンウッドで決まりでしょう。
アルパイン099SSがおすすめ
「自分にはカーナビなんて必要ないぜ!」という人間ナビ派の人にオススメ。

他の選択肢

ADDZEST NVC710VD 価格.comをチェック 【旧モデルなのて既に13万円台での入手が困難になりつつあります】
DVDビデオ再生機能を搭載し、電波・光ビーコンも標準、おまけに64bit-BUS CPU。7インチモニタでバックカメラにも対応。マップコードにもしっかり対応。これでもか!というほど機能を満載しているのに、13万円台のプライス。もう驚き以外の何ものでもありません。ナビとしてみると、自車位置精度に若干の難があるとの噂。ユーザの方からのインプレッションが非常に不足していて、良いも悪いも何も言いようないというのが正直な印象なのですが、らくなび的にはDVD再生を重視する方にはおすすめですが、それ以外の方は同じ値段のアルパインの099SSをお薦めします。[704084] 安すぎませんか?などのコメントのように、DVDプレーヤーにナビがおまけで付いたモデルと考えた方が良いかもしれません。またこのナビは、モニター部分のセンサーで明るさを判断するタイプとのこと。そのセンサーの標準の感度設定があまり良くないようで、敏感に車内の明るさに反応してしまうケースがあるようです。まるで接触不良を疑わせるように、コロコロ明るさが変化してしまうとか。そのようなケースでは、モニターの設定で感度を調節してあげれば解決できるそうです。[748285] 夜間画面の明暗についてにて教えて頂きました。

押さえておくべきポイント

買ってしまってから「あぁ、しまった!」なんて後悔しないように、この価格帯のナビの最新動向をチェックしておきましょう。


カーナビ選びに必ず役立つページ

評価記事編

インターネットDEナビ男くん
ナビ男くんの楽ナビの紹介記事e-naviの紹介記事。特に会員になると表示される「裏ナビ」は必見です。裏ナビの記事は2002年3月に書かれたのですが、この中にe-naviJr.と楽ナビの対決開催を示唆するコメントがされています。この記事も全体的にパナの硬派な姿勢を評価しています。アルパインも099SSについての情報は少しだけですが、099Sの後継モデルでありナビとしての基本機能は099SRと全く変わらないといって良いので、これまでの豊富な記事がそのまま当てはまるはずです。
auto-ASCII24
会田肇の徹底ナビテストのコメントも有名ですね。「DVD楽ナビ」初めてモデルチェンジ『AVIC-DR2500』 あと、別コーナーにてスタパ斉藤氏が楽ナビとe-naviJr.を比較した記事が書いています。DVZ-2380iTについては、先代のDVZ-2370iTについてのレポートや、機能的には全く同じのDVD-2480iTのコメントも参考になるでしょう。最新カーナビ徹底ガイドに、NVX-DV609のレポートがあります。
オートバイテル・ジャパン 最新カーナビガイド
こちらにも会田肇さんによるレポートが掲載されています。楽ナビ AVIC-DR2500をはじめ、e-naviJr. CN-DV2200YDソニーNVX-DV609アルパイン NV8-N099SSなど、どれも長くはありませんが感じがつかめるコメントです。
カーナビの達人2002
二玄社発行のムックタイプの書籍です。e-naviJr.と楽ナビが徹底的に比較された記事が掲載されています。

製品情報編

楽ナビ公式製品ページ
掲示板に投稿される質問の中で、FAQページに書いてあるような話題も結構多いですね。面倒くさがらずに一読されることをお薦めします。あと、Acrobat PDF形式の電子カタログがここからダウンロードできます。製品購入後はマニュアルもダウンロードできるようになります。最初のプレスリリースはこれです。
e-naviJr.公式製品ページ
つい最近までものすごくやる気が感じられなかった製品紹介ページですが、やっと「一応見られる」レベルのものがアップされました。楽ナビとの宣伝にかける意気込みの差を感じます。新型ETC車載器もちゃんと使えます。
ソニー NVX-DV609公式製品ページ
Acrobat PDF形式の電子カタログがこちらからダウンロードできます。プレスリリースはこちらです。また取扱説明書はこちらからダウンロードできます。購入前にユーザインターフェイスの具合をチェックするのに便利です。またオプションのビーコンユニットNVA-VB3は定価40,000円と非常に高いですが、SonyStyleで20,000円で販売されています。
アルパイン NV7-N099SS公式製品ページ
プレスリリースはこちらです。NV7-N099Sとはモニターの大きさが違うくらいで他に差はないはずなので、旧モデルの製品ページも参考になります。むしろ時短ナビなどの説明は以前の方が分かりやすいです。PDF版の取扱説明書/取付説明書はこちらからダウンロードできます。
ケンウッド DVZ-2380iT公式製品ページ
プレスリリースはこちらです。
原田工業 電波職人パルウス 製品ページ
ナビとは関係ないですが、フィルムアンテナの定番商品です。カー用品店で買うと異常に高いですが、通販やYahoo!オークションなどだと安く買えます(たとえば、ここのお店)。掲示板でよく「私のクルマにパルウスは使えるでしょうか?」という質問をされる方がいますが、UserVoiceのQ&Aコーナーで自分のクルマの名前などを入れて検索してみれば解決してしまうケースが多いです。あと、ナビ男くんのフィルムアンテナの紹介ページの記事も参考になります。裏ナビもチェック。
錦織(ニシコリ) ナビック フィルムアンテナ製品ページ
パルウスと並ぶフィルムアンテナの定番商品です。イクリプスの純正フィルムアンテナとして採用されるなど、その性能は高く評価されています。

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