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ナビ男くん掲載レポート


第1回目 「箱入り娘がやってきた」
すべてのきっかけは、ナビ男くんから頂いた一通のメールでした。

“youナビ”が1台手許に来る予定なのですが、いかがでしょうか、お車にもう1台付けてみるお気持ちはありませんか?
って、虫のいいモニターのお願いなんですが。。。

もちろんその答えは“YES!”。ナビが実際に届くまでは内心不安でしたが、待つこと約1週間。クロネコさんに連れられて、本当に(笑)箱入り娘(byナビ男くん)がやってきました。

第1回目となる今回のレポートでは、取付けについての話題を中心にお届けします。

■ 取付け自体は簡単ですが、、、

ナビ男くんのレポートにもあるように、取付け自体は非常に簡単です。車体側と接続しなければならないケーブルは、ACC電源、車速パルス、アースの実質3本だけ。接続だけならホントあっという間に終わります(パーキングブレーキ線も含めれば4本でしたね)。どうして宣伝で、取付けの簡単さをもっと積極的にアピールしないのか不思議でなりません。

ただ、GPSアンテナとVICSビーコンのコードの長さが極めて短いため(GPS:90cm, VICS:80cm)、配線を上手に隠すのは至難の技。プロショップのナビ男くんで取り付けると、一体どのような華麗な技を見せて頂けるのか興味津々です。なお、TV/FMアンテナについては3mの延長ケーブルが付属するので、隠せるだけの余裕はあります。

取付説明書では、GPSアンテナとVICSビーコン、FM/TVアンテナの3つのコードをまとめて配線することが推奨されている点も、私にとっては驚きでした。少しでも配線を綺麗にみせるための指示ですが、大抵のナビではノイズ防止のために「まとめて配線しないように」注意書きがあるのが一般的ですからね。結局、説明書通りに、コードクランプで3つのコードを1つにまとめて固定しましたが、見栄えは最悪です。ここまできたらもう、「見せてしまえ!」と考え方を改められた方が精神衛生上良いでしょう。配線チューブで一つにまとめて、積極的に存在感をアピールした方がデザイン的にも優れるはずです。

各種ケーブルがダッシュボード上に丸見えになるのは我慢するほかありませんが、全体を運転席側に寄せれば、、気持ち目立たなくすることができます。同乗者の視界に入らなければそれで良しとし(笑)、助手席から見たときにモニターの後ろに隠れるように配線されてみてはいかがでしょうか。

■ ビビリ音に悩まされるかも

取付後初めての試走でまず気になったのは、ナビとは直接関係無い「ビビリ音」でした。車にお乗りなら、内装、外装に限らずビビリ音に悩まされたご経験はお持ちのはず。どうやら、youナビの取り付け形態ではその「ビビリ音」が発生しやすいようなのです。まだ原因は解明できていませんが、本体の重さ(一般的なモニターの約2倍)とコードの多さを疑っています。

コードの取りまわしにしても、ビビリ音にしても、youナビの取付けでは、普通のナビのそれとは違うところで悩まされます。

■ 昼画面と夜画面の切り替えは時刻連動

楽ナビのようにイルミネーション配線がある一般的なナビでは、ライトの点灯に連動して地図が夜画面(夜間、見やすいようにトーンを落とした配色の画面)に切り替わりますが、youナビにはイルミネーション配線がないので、時刻に連動して切り替えるしかありません。昼画面と夜画面の明るさはそれぞれ5段階に調整できますが、「昼画面で一番暗い時>夜画面で一番明るい時」なので、全体としては10段階の変化が楽しめます(?)。特に本体に光センサーを備えているわけでも無いので、明るさは自動調節されません。照明が暗くまた長いトンネルでは、モニターの明るさが多少気になります。

■ 付属アンテナの実力やいかに

付属アンテナは、2本のワイヤー線を90度近く開脚した形で、フロントウィンドウの隅に貼り付けます。リアウィンドウへの取り付けも可能ですが、1BOX車の場合は性能が落ちるとのこと。見た目はフィルムアンテナに比べれば悪いですが、簡単に取付けできることを考えれば、それなりに満足できるものです。説明書ではワイヤー線をそれぞれ2箇所の黒の補助クランプで固定することが推奨されていますが、代わりに適当な透明フィルムを貼って固定された方が、見た目が良さそうです。

パルウスXを付けた楽ナビAVIC-DR2000と受信感度を比較しましたが、その差は大きなもの。FM-VICS情報については更新頻度が倍以上異なり、TVの画像の差も歴然としていました(@神奈川県)。

■ SDメモリカード vs PCリンク機能(USB)

パソコンとの連携機能に関して、youナビのカタログとマニュアルで書かれていることはバラバラです。カタログやWebページでは、MP3ファイルの転送はあたかもUSB経由のみ対応であるかのように書かれていますが、マニュアルではその逆で、SDメモリカード経由のみの説明しかありません。結論としては、Windowsパソコンをお持ちなら、USB接続を利用したPCリンクだけで全ての機能を利用可能です。Windows2000/XP用のソフトが先行リリースされていますが、Windows98SE/Me用も2002年12月下旬公開予定とのこと。ただ、残念ながらMacintosh用ソフトのリリースは絶望的なので、Macintoshをご利用の方はSDメモリカードが必須です。

■ 100メータスケールの地図が見づらいですが、好みの問題です。

楽ナビユーザとして最も違和感を感じたのは、地図です。特に間違っているとか、そういう類の話ではなくて、とにかく見づらいのです。一般的に使われると思われる100メータ・ドライビングマップ、一見すると家形なども表示されて綺麗ですが、運転中に見る地図としては謎だらけです。

一般的なカーナビの場合、道幅を広域マップでは線の太さで表現し、詳細マップでは2つの線で(両端を)表現します。楽ナビでは、両者が切り替わる境界が50mと100mの間にあって、youナビでは100mと200mの間にあります。この違いを最も感じのは家形表示で、楽ナビが家形を50m以下のスケールで表示するのに対し、youナビでは100m以下のスケール。100mスケールでの家形表示はどこか無理な感が強く、細街路の判読性を落とす結果につながっています。これらの表現手法は上位機種のVGA画面では問題ないとしても、画面が粗いyouナビに適用するのは無理があるのではないでしょうか。

また、他社に比べてパナは抜け道マップを表示しなければならない分、全体としては少しでも余分な色使いを控えた方が良いはずなのに、川や池、緑地にまで影が付けられていたり、ゴルフ場が芸術的なほど綺麗だったり、別のところに力が注がれている気がしてなりません。その余波かどうかは定かではありませんが、ルート(有料一般道)と国道の色がよく似た赤系の色なのは、見づらく感じます。またフォントは縦長で、サイズも若干大きく、地図に記載されている地点の名称の密度も薄いです。またどういうわけか警察署と消防署のアイコンが目立って表示されるのも謎です(表示をオフにできません)。警察、消防関係にも納入されるパナナビゆえの「仕様」なのでしょうか。

極端な話、航空写真をそのままカーナビ用の地図として採用してもダメなわけで、ある程度のデフォルメがカーナビ用の地図には求められるはずですが、そこら辺の「心」を分かられていないというか、分かってはいても店頭での「見た目の綺麗さ」を重視されている気がしてなりません。

パナナビにはスタンダードマップというモードもあって、100メータースケールを楽ナビと同じようなスタイルで表示させることができます。ただこのマップ、ドライビングマップに比べて情報密度がさらに低く、白地図+αというレベルのものでしかありません。広域ではなかなか見やすいマップですが、詳細モードでは100mの地図を拡大表示しているに過ぎず存在理由がありません。

以上、「100メータスケール@2Dドライビングマップ」という組み合わせに絞って苦言を呈しましたが、それ以外の地図モードでは、youナビの良さも多々感じられます。

例えば、ランドマークアイコンについて、楽ナビではスケールを広域にしてもアイコンの大きさが同じなので、1kmスケールでは画面上がアイコンに占有されてどうしようもなくなりますが、その点youナビでは小さ目のアイコンを表示したり、800mスケール以上では表示を抑制したりして実にスマートです(楽ナビでは2kmスケール以上でアイコンを表示しなくなります)。パナの広域地図は広域になればなるほど実に見やすく、またハイウェイマップや都市高マップを表示できるのも素晴らしいです。ノースアップとヘディングアップのモード切替も簡単で、スクロール時に「戻る」ボタンを押すことで一発でノースアップへ切り替えできるのも実に便利です。3D画面モードのスクロールでも、スクロール時だけ2D画面に切り替わるような設定も可能など、楽ナビユーザとしては感激する仕様のオンパレードです。

地図は慣れと好みの問題です。実際に店頭で「運転中に見やすい地図かどうか?」という視点で各社のナビを比較されることをお薦めします。

■ 交差点案内の考え方に違いあり。

交差点での誘導も、カロのドライバーズビューに慣れた目には分かりにくく映りました。3D交差点拡大図は交差点手前の500メーター前くらいから表示されるのですが(カロのドライバーズビューは200メーター前)、そんなに早くから画面が切り替わっても「どこを曲がるのかな?、これかな?、いや次かな?」と心配になるだけで、それに比べると、曲がる直前に「あそこを曲がればいいんだよ!」と指示してくれるカロのドライバーズビューの方が優れているように感じました。

■ 今回のまとめ

1回のレポートではとてもその全貌をお伝えできませんが、全体としてみればyouナビ、なかなかの好印象です。1年前の自分が今、はじめてのナビを選ぶとしたらyouナビを選ぶでしょうし、周りに楽ナビとyouナビで迷っている人がいたらyouナビを強くプッシュすることでしょう。

もちろん、

・地図の間違いが他社に比べて多いかもしれません。
・山坂道へ行ったらおそらく自車位置を見失ってしまうでしょう。
・HDDだから何となく不安はあります。

ただ、

「取付け、取り外しが簡単なこと」
「MP3機能など、PCとの連携機能が充実していること」
「屋内でドライブプランをじっくり練れること」

この3つの利点と比較的安価に手に入れることができることを考えれば、このクラスのカーナビではyouナビはお薦めナビの最有力候補であることに間違いありません。

とりあえず、1年近く楽ナビに慣れきった目にはパナナビに違和感を感じて当然で、とりあえず「郷に入れば郷に従え」を実践することにします。それでは、また次回のレポートでお会いしましょう。

第2回目 「ナポリタンはスパゲッティ?」
早くも前回のレポートから1ヶ月が経過してしまいました。今回は、らくなび的YOUナビ購入指南ということで、パナYOUナビの魅力に迫ってみます。

YOUナビの特徴をらくなび的に表現すれば、ズバリ

「ポータブル機能+エンターティメント機能+カスタマイズ機能+α=?」。

よく皆さんから「YOUナビは買いですか?」というご相談を受けますが、その答えはこの3つの機能に魅力を感じられるかどうか次第です。もし、全く魅力を感じられないとしたら、、、。

おっと、またまた爆弾発言をするところでした(汗)。まぁ、何はともあれ、それぞれの機能について説明することとしましょう。

ポータブル機能

YOUナビの最大のメリットといったら、間違いなくコレ。具体的には、取り付けの簡単さとポータブル性から生まれる様々なメリットを指します。

● DIY取付時代の幕開け?

第1回のレポートでお伝えした通り、取り付けるだけならとにかく簡単で、「DIY取付時代の幕開け」とでも言うべきです。ただその一方で、配線が目立ったり、ビビリ音に悩まされやすいなど、普通のナビ取付けではまず無いような点で悩まされます。取付けを依頼される方にとっては、通常のナビ以上にショップさんの取り付け技術の差を体感(?)できるナビともいえます。取り付けが簡単ということは、同時に取り外しも簡単ということ。クルマとカーナビの買い替え間隔が異なる方にとっては、これも案外見逃せないポイントではないでしょうか。ただ、その分盗難には十分注意される必要はあります。背面にひときわ輝く金色の“HDD”という文字は、「どうぞ、盗んでください」とアピールしているようなものですからね。

● ルート設定メモリー機能でドライブプランを作る

ルート設定メモリー機能を利用して予めルート設定ができるのはいいですね。旅先で家族や仲間と一緒に、翌日のドライブプランを練れば、旅の良い思い出になります。パナナビでは、経由地ごとに探索条件をカスタマイズすることができ(高速道優先・一般道優先・優先道路)、さらに優先道路については具体的に国道1号線といったレベルまで指定できます。ルート設定を本体に最大5つまでメモリーさせておける点もGood!です。SDメモリカードを使えばそれこそ無限大です。ここまでなら従来のパナナビと何ら変わりありませんが、この機能、ポータブル性を持ったことで俄然輝きを増します。この種の機能は、じっくりルート設定ができる環境があって、はじめて活かせるというもの。出発前の忙しい時にルート設定にこだわるなんて、大抵の方はご遠慮願いたいはずです。たとえ時間的余裕があったとしても、長時間のアイドリングを伴うカーナビ操作って、何だか落ち着きませんからね。

● ドライブルートサーバの意外な活用法

マイカーに最初からカーナビが備わっている方だと、なかなか道路って覚えられないですよね? ズバリ私自身がそれでして、人にルート番号で話をされてもいまいちピントきません。毎回、自分の走行軌跡をチェック(=地図をよく見る)しよう努めているのですが、積極的に「見よう!」という気になかなかなれません。こんなとき、「ドライブルートサーバ機能」を軌跡表示の代わりに使ってみると、これが意外に使えるのです(この機能の本来からは大きく離れますが、そんなこと、気にしない&気にしない)。ドライブルートサーバって、ルート案内中に実際に走行したルートを記録できる機能のことですが、明示的に保存操作をしなくても、ルート設定して走行したルートなら、最新の3ルート分(1ルートあたり最大120km)までは常に仮保存されています。保存操作をすれば、HDDに実に100ルートまで保存できます。SDカードやPCリンクを使えば、その数無限大。ドライブルートはルート設定として活用できるのですが、それって、実は軌跡表示しているのと同じです。ルート設定ですから、ルートスクロールやルートシミュレーション機能が使えるところがミソです。知らない道を走ってきたときは、ルートスクロールさせてルートを復習するようにすれば、効率的に道路を覚えることができます。軌跡メモリーでは、そんな芸当はもちろんできません。ファイルとして保存しておけば、家に戻った後でもじっくりルートを復習できますし、ある意味、アイドリング状態でしか「復習」できない上位機種を超越しています。

● VICS情報ラジオとしても使えるサイドTVはいかが?

最後に当り前ですが、アンテナさえつなげれば家でもTVとして使えます。まぁ、TVを見ているときでもHDDが稼動していることを考えると気軽に使うわけにはいきませんが、ナビモードにしておけばFM−VICS情報やFM文字多重放送も受信できるなど、ちょっとした情報ツール感覚です。ちなみに、大半のご家庭ではTVアンテナの配線にF型プラグが使われているでしょうから、YOUナビのアンテナとして使うためにはF型ジャック→L型ミニプラグを用意される必要があります(場合によっては分配器なども)。

エンターティメント機能

ナビ以外の機能がいろいろ豊富な点もYOUナビの特徴です。MP3の音楽再生機能をはじめとして、FM文字放送の自動表示機能、大容量HDDを活かした豊富なガイド情報など、同乗者が楽しめるような機能が満載です。

● 純正カーステ派なら大満足のMP3音楽再生機能

人によって、カーステにかける意気込みに差があるので何とも言えませんが、純正カーステで満足されるような方でしたら概ね満足されるはずです。付属リモコンは、リモコン脇のスライドスイッチでNAVI-TVモードとMUSICモードを切り替えることができ、MUSICモードは専用モードだけあって操作は快適です。付属リモコン自体、楽ナビ同様、手探り操作性に優れるので、音楽再生時のリモコン操作でもその恩恵に預かることができます。

各種特殊再生機能も<早送り・全曲リピート・フォルダ内リピート・1曲リピート・フォルダ内シャッフル・フォルダ内スキャン再生>と、一通りのものが揃っています。レジュームに関しても曲の頭からになりますが、対応しています。ただプレイリストには未対応です。フォルダ内のファイルはファイルの名前順に再生されるので、曲順を明示的に指定されたい場合は“01 ファイル名.mp3”といったファイル名を付ければOKです。音質も、FMトランスミッター経由(76.0MHz〜78.4MHz,0.1MHz刻み)と考えれば十分満足できるものです。まぁ、私自身が純正カーステで満足している人間なので、音にこだわりを持たれる方にとってはこの評価はあまり当てにならないかもしれませんが。

ただ、FMトランスミッター利用時に、音声案内と音楽の両方がミックスされてカーステ(FMラジオ)から流れるのはちょっと感心しません。「音声割り込みを設定する」を「しない(標準設定)」に設定しておけば、音声案内がスピーカーから流れてこなくなりますが、一切の音声案内が無くなってしまいそれはそれで寂しいものです。できれば、音声案内は内蔵スピーカー、MP3音楽のみFMトランスミッター経由での出力と分けて出力できるように改良して頂きたいところです。

ちなみに、ID3 Tagについては、説明書によればID3 Tag Ver.1.x, ID3 Tag Ver.2.x共に対応となっていますが、ID3V2については手持ちの環境ではうまく表示できませんでした。さらに、ID3V1とID3V2が両方埋め込まれたファイルの場合、ID3V1が優先して表示されるので注意してください(ただ単に私が付けたID3V2タグが不正で、表示できないだけかもしれませんが)。大抵のアプリケーションだと、ID3V2の方を優先して表示するはずなのですけどね。

音楽ファイルをパソコンから転送する方法は、USB接続とSDメモリカード経由の2つ。USB接続はSDメモリカード経由の場合の約2倍の転送速度を誇るので、USB接続での転送が無難です。マックユーザの方は、残念ながらSDメモリカード経由での転送に耐えられるほかありませんが、、、。

● FM文字放送で渋滞中も気分転換

FM文字放送表示も目を引きます。どのナビでもFM文字放送は表示できますが、大抵のナビはその都度メニューから選択しなければなりません。しかし、パナナビの伝統を引き継ぐYOUナビなら、VICSとFM文字多重放送の両者に対応した放送局を選んでおきさえすれば、VICS情報を受信しながら、停止時に文字放送が自動的にポップアップウィンドウで表示されます。小さなウィンドウなので、VICSのビーコン受信時のように大きなウィンドウで画面を占領してしまうといったことはありません。自動表示のタイミング判断には車速パルスの速度情報を使っていて、完全に停止しなくても渋滞の徐行程度で表示されるのでGood!です。同時に受信していても、VICS情報の初期取得時間や更新頻度は変わらない点も評価できます。

● ドライブスポットガイドが観光気分を盛り上げる

ガイド情報が豊富な点も魅力的で、簡単な施設案内と共に多くの施設では写真も紹介されています。有名なレジャースポットに近づくと、自動的に画面に施設の写真が表示されると共に施設名称がアナウンスされます(ドライブスポットガイド)。現行楽ナビのドライブガイドは、一度使ったら二度と使いたくないほどレスポンスが悪いですが、YOUナビはやはりHDDを採用しているだけあってアクセスも快適です。3Dランドマークの大きさがちょっと大きすぎるので、都市部では肝心の地図が見づらくなりがちですが、ドライブスポット機能と共にドライブ気分を盛り上げるという点ではインパクトはあります。

カスタマイズ機能

3つめの機能となるカスタマイズ機能もYOUナビならではです。

● USB接続派でもSDメモリーカードは必要?

SDメモリーカードやUSB経由の接続機能を利用して、パソコンとデータのやり取りが出来るのはこの価格帯のナビとしては画期的なことです。MP3の音楽ファイルの転送だけならUSB経由の接続だけで十分ですが、豊富なカスタマイズ機能を使いこなそうと思えば思うほど、SDメモリカードの存在が重要になってきます。たとえば、ネットで公開されているオービスポイント情報をダウンロードしてポイント登録しようにも、登録件数の上限は200件なので地域ごとに呼び出す使い方にならざるを得ません。その場合、使用頻度が低いエリアの情報の格納先として、SDメモリカードが重宝します。もちろん、その度にパソコンを接続するという方法もありますが、スマートではありません。また、第三者に見られたくないプライベートな登録ポイントがあっても、SDメモリカードを用意しておけばこれまたスマートにバックアップできます。まぁ、女性の名前で複数の登録ポイントファイルを使い分ける人がいたとしたら、それはそれで恐ろしいですけど(^.^;。

● 巨大検索メニューを可能にする、スーパーマップルデジタル

スーパーマップルデジタルとの連携機能を使うと、ユーザレベルで検索メニューを作れます。登録ポイントと違ってランドマークとして表示されず、通常の検索メニューと違って並べ替えや絞込みができないといった制限はありますが、実に魅力的な機能です。CSV形式のポイントデータをスーパーマップルデジタル経由でインポートできるので、メーカーが異なるナビ用のポイントデータもCSV形式に変換するツールさえ手に入れば取り込み可能です。もちろん、カタログで謳われている通り、昭文社から提供される最新のレジャースポット情報をダウンロードして検索データとして活用するという方法もあり、情報量は無限大です。

通常の登録ポイントだと200件までしか登録できませんが、こちらはジャンル分けされた施設情報を1ファイルあたり最大999件まで登録できます。999件登録した状態でもHDD上では270KB程度しか占有せず、もし仮に1GBのユーザエリアを最大限活用したら、約380万件の巨大検索データベースも夢ではありません。直接YOUナビ本体で編集ができないので、データの登録や編集の際、常にスーパーマップルデジタル(しかも別売り)が必要という難点はありますが、巨大検索データベースをユーザ自身が作れてしまうのは圧巻です。

● のせかえ用途もしっかり意識されています

オプション品にのせかえキットが用意されていることからも分かる通り、のせかえ使用時の使い勝手はよく考えられています。例えば、車速係数や車両情報について3台までの車についてそれぞれ独立にメモリーできます(車両データ呼出し)。ユーザー設定内容も3つまで独立してメモリーできます(モードセレクト)。ただ、これらを呼び出すためにはわざわざ設定画面を開く必要があり、ちょっと面倒です。起動時の警告画面で、数字ボタンを押せば呼び出せるなどの改良を期待したいところです。また、モードセレクトでは「ランドマークセレクト」(つまり、画面上にどのアイコンを表示させるか)や「お気に入りジャンル」が対象外となっているのも残念です。こうした人によって好みが分かれる設定こそ、モードセレクト対象の設定項目として入れて欲しいものです。

以上、特徴的な3つの機能について駆け足で触れてみました。

これらの機能に強い魅力を感じられたなら、間違い「YOUナビは買い!」です。果たして、みなさまの目には一体どのように映ったことでしょうか。それでは、次回のレポートでまたお会いしましょう。

、、、、おっと!、いけません。私、大事なことを忘れていました。肝心の“α”について触れていないではありませんか。

まとめ 〜 カーナビとしての基本機能“α”やいかに

前回のレポート以来、「郷に入れば郷に従え」を実践してきたわけですが、その大半はこの“α”の評価のためと言っても過言ではありません。ただ“α”が内包するものは実に様々でして、1ヶ月程度の試用ではとてもその全貌を把握できません。ただ、無理を承知で現時点の“α”の印象をお伝えすれば、

  「機能はてんこ盛りで必要十分なものの、微妙に詰めが甘い」

というものです。ただ単に「甘い」といっても、具体例を挙げなければお話になりませんが、それはまた別の機会・場所に譲りたいと思います。ナビ男くんにおける「裏ナビ」の存在と同じように、[youナビ]テストレポートにも「YOUナビレポート編集室」があることですしね。

ただこの詰めの甘さは、どのメーカーのナビにも多かれ少なかれ必ずあるもの。“α”単体で評価したとしても、今時のナビの平均レベルには間違いなく達していますし、ましてや

「ポータブル機能+エンターティメント機能+カスタマイズ機能+α=?」

と申し上げた通り、YOUナビ全体で評価すればやはり魅力的なナビであることに違いありません。

ただ、YOUナビのメリットをフルに活かすためには、何かとオプションを購入しなければならないこともまた事実です。ACアダプターは当然として、VICSビーコン、システムアップ電源コード、SDメモリーカード、メモリリーダー、スーパーマップルデジタル、、、。もしこれらを全て集めたとしたら、最初は「激安!」と思えたナビも、それなりのお値段になってしまう点に注意される必要があります。HDDナビで安いからという理由で選択されるよりも、ポータブル性など、YOUナビが持つ固有の特徴に価値を見出されて購入された方が満足感が高い買い物につながることでしょう。一番最初に「この3つの機能に魅力を感じられるかどうか次第です」と申し上げた理由がお分かり頂けたでしょうか。

またまた中途半端なレポートとなってしまい恐縮ですが、これからもYOUナビの“α”の全貌を解明すべく、引き続き調査していきます。全貌を解明して、第3回のレポートで再びお会いする日まで。。。

あとがき 〜 ナポリタンはスパゲッティ?

当方の掲示板にお寄せ頂いた情報によると、YOUナビのCMでは大体以下のようなやりとりがなされているとか。

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母「ねぇ、何食べたい?」
娘「ナポリタン、ナポリタン(疋ゥ」
母「じゃ、イタリアンね!」 ←おいおい、ナポリタンだって!
検索「スパゲティー専門店」 ←あれ?言ってるコトと違うぞ!
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※けんちゃまんさんの御投稿より引用

私も教えて頂いて初めて知ったのですが、ナポリタンは日本発祥の洋食料理で、本格的なイタリア料理店やスパゲッティ専門店ではまずお目にかかれないとのこと。私は食に疎く、「食べてみて美味しければそれでOK」な人間ですから、それこそ全く気になりませんでした。お恥ずかしい。。。

で、ふと気付いたのです。これってYOUナビにも当てはまるのではないかなと。

おそらくYOUナビではじめてのカーナビ体験をされた方なら、「仲間や家族とのドライブの時間を楽しく過せる最高のナビ」という印象を持たれるはず。私のYOUナビに対する印象もそれとあまり変わらず、「カーナビの基本機能では特に抜きん出たところはないものの、いろいろな機能を考えれば魅力的なナビに間違いない」というもの。

あのCMに「細かいことを気にせずに、全体で考えなさい」という天の声(笑)を感じてしまう私は考えすぎでしょうか。。。つまり、“α”の全貌を解明することは、ナポリタンがスパゲッティであるか論ずるのと似たようなもので、あまり意味が無いことなのかなと。。。うぅ〜ん、実に悩ましい問題です。

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